相場の格言集-な行
逃げる時は迷うな
狐は疑い深い動物で、狩人から追われると、あっちに逃げよう、こっちに逃げようと迷っているうちに捉えられてしまう。相場でも、無理を重ねたあげく、刀折れ矢尽きることが多い。どうやっても見込みのない時は迷わず逃げてしまうべきだという格言。
二番底は黙って買え
下げてきた株価が最初の安値をつけることを一番底というが、その後反発して再度下げ、最初の安値近辺まで下げる場合、そこが本当の安値となることが多いという経験則から「二番底」と言って、買いのポイントとされることをさす。チャートで大変重要視されることから格言となったもの。
上り坂の悪材料は買い、下り坂の好材料は売れ
上昇相場でも下降相場でも、どちらにしても相場の大きな流れに逆らってはならないという意味の格言。市場参加者が総強気の時は、何か悪材料があったとしても、上昇の流れを止めることはできない。逆に下げ相場が続いている時には、何か好材料が出ても流れを変えることはまれである。
登り百日、下げ十日
株式相場が下降局面に入ったら、その下げ足は速いが、逆に上げ相場は、短期的な物色買いと利食い売りが繰り返すため、ジリジリと少しずつしか上がらないという意味。株価を上げるためには時間が掛かるので「登り百日」。逆に、天井圏に入ると大商いになる。相場が加熱してくると信用取引の買い残が増え、近いうちに手仕舞い売りをしなければならないものも増えてくる。そして不測の悪材料で一気に投げ売りが始まり、下げる時には鋭角的に急降下するので「下げ十日」と言う。
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- アタマとシッポはくれてやれ
- 上がった相場は自らの重みで落ちる
- 当たり屋につけ
- 当たり屋に向かえ
- 騰げは別々、下げは一緒
- 意地商いは破滅の因
- 一運、二金、三度胸
- 一文惜しみの百失い
- 噂で買って事実で売れ
- 売り買いは三日待て
- エコノミストは理路整然と曲がる
- お金を儲けることとそれを維持することは全く別のものである
- 押し目待ちに押し目なし
- 鬼より怖い一文新値
- 大もちあいは大相場
- 大回り三年、小回り三月
- 大儲けは時代の変わり目にあり
- 買いたい弱気、売りたい強気
- 買いにくい相場は高い
- 株が高いときは最上に見え、安いときは最低に見える
- 株価の里帰り
- 金のなる木は水では生きぬ、汗をやらねば枯れていく
- 風が吹けば桶屋が儲かる
- 閑散に売りなし
- 逆日歩に買いなし、逆日歩に売りなし
- 罫線は相場師の杖である
- 罫線屋、罫線引き引き足をだし
- 決して相場巧者となるな、まして場面巧者となるな
- 国策には逆らうな
- 最初の損は最良の損
- 三空は売り
- 知ったらしまい
- 筋の耳打ちは信頼するな
- 静中に動あり
- 節分天井の彼岸底
- 相場に過去はない
- 相場の器用貧乏
- 相場は明日もある
- 相場は相場に聞け
- 損して休むは上の上
- 損切りは素早く
- 備えあれば迷いなし
- 辰巳天井
- 卵は一つのカゴに盛るな
- つかぬはやめよ
- 強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中で育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく
- 天井三日、底百日(三年)
- 天井売らず、底買わず
- 遠くのものは避けよ
- 逃げる時は迷うな
- 二番底は黙って買え
- 上り坂の悪材料は買い、下り坂の好材料は売れ
- 登り百日、下げ十日
- 初押しは買い、初戻しは売り
- 早耳の耳だおれ
- 半値八掛け二割引
- 半値戻しは、全値戻し
- 人の行く裏に道あり花の山
- 人も我もで相場は天底をつける
- 百冊の理論書は1回の売買にしかず
- 吹き値待ちに吹き値なし
- 二日新甫(しんぽ)は荒れる
- 棒上げは棒下げにつながる
- 曲がり屋に向かえ
- 見切り千両
- 「もう」は「まだ」なり、「まだ」は「もう」なり
- 森を見て木を見ず、木を見て森を見ず
- 保合い放れにつけ
- 戻り待ちに戻りなし
- 休むも相場
- 山高ければ谷深し
- 幽霊と仕手は正体の分からないのがいい
- 利食い千両(千人力)
- 理屈は後から貨車でくる
- 割高に売りなく、割安に買いなし
- 若い相場は目を瞑って買え