株式投資と先物取引の違いってなに?

これからはじめて先物取引をしよう!と考えている人の中にとっては、
株式投資と先物取引はいったいどこが違うの?

このように感じている人は非常に多いと思います。株式投資と先物取引の大きな違い
は4点あります。その4点についてお話していきます。

株式投資と先物取引の違い

  1. 先物取引には決済に期限がある
  2. 証拠金で取引をする
  3. 少ない資金で大きな投資をすることができる(レバレッジ)
  4. 下落相場で下げ続けていても利益を追求することができる

この3点がもっとも大きな違いになります。

それでは、今から日経平均の特徴について一つ一つ解説していますね。

1)先物取引には決済に期限がある

株式投資の取引の場合は、基本的に決済期日がなく、中長期的にポジションをホールドしておく事ができますが、日経225先物取引には、決済しなければいけない期限というのが決まっています。この決済はなければいけない期日(限月の第2金曜日)をSQといいます。決済期限があるから不安だ!と言う人も多いかもしれませんね。しかし、それほど心配する必要はないでしょう。リスク管理さえ徹底していれば、全く問題ありませんからね。

2)証拠金で取引をする

株式投資をする場合、証券口座にあなたが入金した現金で買いたい銘柄を購入し、そして株価が上がったら売りますよね?この取引の場合、株価が値上がりした分だけ利益が得られるわけです。これに対して、先物取引の場合は、証拠金と呼ばれる保証金預けてこれを元手に取引をします。保証金を元手に取引をすることによって、少ない資金で大きな取引をできることができます。詳しくは下記で解説します。

3)少ない資金で大きな投資をすることができる(レバレッジ)

少ない資金で大きな投資をすることができる事をレバレッジ効果と言います。要するにてこの原理になります。小さな力で大きな物を動かすというイメージを考えていただければ分かりやすいのではないでょうか?先ほど、先物取引は証拠金と呼ばれる保証金を預けてこれを元手に取引をするということは述べましたね。実は、この証拠金を元手に大きな取引をすることが可能になります。

たとえば、通常の株式投資では100万円の株を購入するためには、証券会社に100万円のお金を入金しなければいけませんよね?しかし、日経225先物取引では、1600万円(株価が16000円と仮定)の取引をするために、80万円ほどの資金しか要りません。たった80万円という少ない資金で、1600万円の取引ができるということです。このように考えるとリターンは当然大きくなりますが、もちろんリスクも大きくなります。投資で勝ち続けるためには、リスク管理は大切ですのでしっかりと徹底していきましょう。

4)下落相場でも利益を追求することができる

株式投資では株価が上昇しないと利益を得ることができませんね。しかし、株価は上がる 一方ではなく、上がったら下がります。この下げを利用して先物取引では利益を出すことができます。

つまり、日経225先物の株価が下がると思ったら証券会社から株券を借りてマーケットで売り、下がりきったところで買い戻す!いわゆる空売りを仕掛けるわけです。要するに、注目してから株価が下落をすれば利益が得られるわけですね。先物取引ではこのような方法で利益を出すこともできます。株式投資でいう信用取引と全く同じ考え方です。下落相場でも利益が出せるのは非常にいいですね。

 

次は、先物取引をするにあたって覚えておきたい用語を説明していきますね。
簡単ですので、ぜひ覚えていきましょう。

 

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