先物取引の用語を覚えよう!

日経225先物取引をするにあたって、これだけは知っておきたいという用語が
いくつかありますので、簡単に説明していきますね。簡単な内容ですので、しっかりと
チェックしていきましょう。

限月(げんげつ)

限月はゲンゲツと読み、この内容を理解すれば、先物のしくみなどの理解は簡単にできると思います。限月とは先物取引やオプション取引の取引の満期日(決済期日)のことを言います。日経225先物取引では、3月限、6月限、9月限、12月限の4つの決済期日が存在し、取引が可能になるのは、向こう5限月で、それぞれの第2金曜日が清算日ということになります。

簡単に例をあげて説明していきますね。

たとえば、今現在、2006年の5月と仮定すると、今現在、日経225先物取引で取引が可能であるものは、2006年6月限、2006年9月限、2006年12月限、2007年3月限、2007年6月限、以上の5つの先物取引が可能になります。先物取引では、最終決済期限(限月の第2金曜日)は決まっていますので、取引期間中に、まだ決済していなければ最終日に、強制的に反対売買で決済されます。このときの強制決済価格のことをSQと言います。

建玉(たてぎょく)

先物取引、オプション取引、信用取引などで、売買した後、ホールドしていて、決済していない残っている未決済分の契約総数のことをいいます。新規で買うことを「買い建て」といい、反対に新規に売ることを「売り建て」と言います。玉とは英語で言うとポジションといいますが、そっちの方がしっくりとくる人も多いかもしれませんね。買いポジション、売りポジションなどとも言われます。

期近・期先(きぢか・きさき)

先ほど、限月については、説明いたしましたが、今現在の取引できる5限月のうち、もっとも近い限月のことを期近といい、期先とはもっとも先の限月のことをいいます。そのまんまですね(笑)日経225先物取引で取引の中心になっているのは、直近の限月である期近の取引になります。しかし、取引最終日に近づいてくるとSQによって強制的に反対売買されるため、その次の限月へとポジションを乗り換えるをという動きが良く見られます。

SQ(エスキュー)

SQとはスペシャルクウォーテーションもしくは特別清算指数とも言われますが、先物取引・オプション取引の決済期限を迎えたときの、決済の値段のことを表しています。決済期限は先ほどから何度もお伝えしておりますが、限月の毎月第2金曜日になっております。未決済の建玉があった場合には、SQの値段で自動的に反対売買で決済されます。SQの期日が迫ってくると、どうしても先物の値動きが激しくなるため、先物取引を始めて間もない初心者の方は、この時期は取引をしない方が無難でしょう。

値洗い(ねあらい)

値洗いとは、先物取引等における建玉において、毎日の清算値段(終値)で日々評価替えをして、今現在の評価替えを行うことです。要するに、今現在持っているポジションについて日々、利益が出たのか?損失が出たのか?計算をする仕組みです。このように日々、値洗いをすることにより、相場の変動時に際しても決済の履行を確実にできるようになると言うわけです。

 

それでは、先物取引の簡単な用語を覚えていただいてところで、
次は、日経225先物取引についてお話していきます。

 

 

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